眠れないのにもタイプがあった?!タイプ別解決法

眠れないのにもタイプがあった?!タイプ別解決法
ステラデンタルクリニック(広島県)の薬剤師・国際中医臨床薬膳師の豊田暖佳です。「寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「寝ても疲れがとれていない」など睡眠に関するお悩みを持った方が増えてきています。今回は、3つのタイプに分けて、快適な睡眠ができるようにアドバイスしたいと思います。

寝つきが悪いタイプの方

寝つきが悪いタイプの方は、オンオフのスイッチの入れ替えが上手くできなくなっています。東洋医学的には、オンは陽、オフは陰です。

・ストレスが多い
・寝る直前までパソコン、スマホ、テレビを見ている
・夜間の飲酒やカフェインの摂取
・翌日イベントや発表など普段と違うことがある
寝つきが悪い方の多くが、スイッチをオフにする準備ができていません。夜間でもオンの状態が続くと、気が高まり、熱を発生し、頭に熱がこもりやすくなります。そうすると、寝つきが悪くなります。

寝つきを良くする養生法

1.「気」を下げる

吐く息を意識した深呼吸をする。(リラックス神経の副交感神経は息を吐いているときに使われています。)
・パソコン、スマホ、テレビは寝る2時間前までにして、目を休める

2.こもった「熱」を下げる

おでこ冷やす
・上半身に熱がこもる方は、下半身が冷えていることが多いので、下半身を動かす
・半身浴で下半身を温める
時間がない方は、通勤時間を利用して、リズム良く歩いて帰ったり、階段を上り下りすることでも、気の巡りがよくなったり、こもった熱を下げることができます。ここでポイントなのは、焦らず、リラックスして下半身を動かすことです。

おすすめ漢方薬

養生法をしてもなかなか寝つけない方にオススメな漢方薬は黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)です。こもった熱を冷まし、寝つきを良くしてくれます。湿疹などの皮膚のかゆみにより眠れない方にもオススメです。

気の巡りをよくする方法はこちらもチェックしてください。

関連記事

気の巡りを良くして快適な睡眠を! ステラデンタルクリニックに所属している薬剤師・国際中医臨床薬膳師の豊田暖佳です。 なんだか寝つきが悪い。途中で目が覚める。寝ても寝ても眠い。など睡眠のお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。 […]

夜中に何度も目が覚めるタイプの方

寝るためにはエネルギーが必要で、熟睡できないということは、「陰」が不足していると考えます。陰の材料は「血(けつ)です。材料不足により、寝続けることができなくなってしまっています。血が不足している場合もありますし、血を使い過ぎている場合もあります。

・夢をよく見る
・疲れているのに眠れない
・寝た気がしない
・生理中や生理後
・悩み事をしている
・深夜まで勉強や仕事をしている
・目の使い過ぎ

ぐっすり眠れる養生法

1.「血」を補う

・日中にリラックスして目を閉じる
(パソコンやスマホを長時間見る方は、30分に1回くらいは目を最低でも1分閉じる習慣をつけましょう)
胃腸を整えて、食べた物をしっかりと血に変えれる体にする。
赤身の肉魚介類など血を補う食材を食べる。

 

血を補う方法はこちらもチェックしてください。

関連記事

悩んでいたあの症状の原因は、鉄不足だった?! ステラデンタルクリニック(広島県)の薬剤師・国際中医臨床薬膳師の豊田暖佳です。疲れやすい、寝つきが悪い、朝起きられない、風邪を引きやすいなどの不調があり、病院に行ってみてもはっきりとした原因が[…]

2.「血」の使い過ぎを減らす

・夜間はパソコン、スマホ、テレビは見ない。(見ることも血を消耗します。)
・サウナやホットヨガ、高温のお風呂での発汗は避ける。(汗も血からできています。)
夕方以降は焦ることはストップして、リラックスして過ごす。(陽が最も高まる時間は午前6時から正午、陰が最も高まる時間は午後の6時から0時と言われています。ですので、午後6時ごろからは、陰の時間に入ってくるので、ゆったりとスイッチを切る準備をしてください。

おすすめ漢方薬

食欲も落ち、心身ともに疲れて熟睡できない方にオススメ漢方薬は帰脾湯(きひとう)です。気と血を補って、寝る体力をつけてくれます。

寝ても疲れがとれないタイプの方

東洋医学の考えである五行説の中の『肝』に負担がかかる生活をしている可能性があります。

・アルコールを毎日飲んでいる
・脂っぽい物や甘い物、加工食品の食べ過ぎ
・パソコン、スマホ、テレビを長時間見ている
・イライラしやすい
・運動不足

寝ている間に、消化液を出して食べ物を消化し(胆の働き)、その後肝臓でその日の毒素を解毒し、血液を綺麗にします。上記のような肝に負担がかかる生活をしていると、血液の汚れが、肝臓が解毒する能力を超えてしまい、汚れが蓄積し、疲れが取れにくくなってしまいます。それが続くと下記の臓器や感情へも関係してくると言われています。

・消化不良
・目が疲れやすくなる
・さらに怒りっぽくなる
・疲れやすい
などの症状が現れます。

肝に負担をかけない養生法

・毎日飲酒している方は、週に2回でも休肝日を作る
・食事が遅くなる日は、スープやおかゆなど消化の良い物を食べる
・日中も目を休める
・ヨガなど深呼吸をする習慣を作る

肝に負担がかかっている方はこちらをチェックしてください。

関連記事

春はストレスに要注意 体からのサインも見逃さないで!トラブル解消法 春は肝の季節 二十四節気において春の始まりとされる立春。2022年の立春は、2月4日です。暦の上ではすでに春です。 東洋医学では、春は「肝」の季節とされています。 […]

おすすめ漢方薬

強いストレスを感じ、寝ても疲れがとれない方にオススメな漢方薬は、柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)です。気の巡りを良くし、肝の負担を和らげます。

ご自身の眠れない身体のサインをまずは観察し、ご自身に合った養生法を実践してみてください。オススメ漢方薬は、ドラックストアでは取り扱いがない場合がありますので、漢方専門の病院や歯科医院、薬局にお問い合わせください。

食良品店FOOD LAB

漢方メディアは株式会社kampo labが運営する、薬剤師や専門家による最新のセルフケア・漢方・薬膳情報サイトです。

同社が運営するFOOD LABは築地にあり、1階が無添加食品のセレクトショップ、2階は薬膳鍋(飲食店)と、食を健康的に楽しめるような店舗です。

漢方メディアでもご紹介する薬膳食材、オーガニック食品のほか、ヴィーガン、グルテンフリーなど多様化する食のスタイルに対応した、セルフケアに最適な商品などを多数取り扱っております。

築地までのご来店が難しい方にはオンラインショップもございますので、漢方メディアでの日々の体のケアと合わせてぜひご利用ください。

お得な情報やクーポン配布中!

LINE公式アカウントでは、漢方や薬膳、健康生活に関する情報のほか、食良品店FOOD LABで利用できるクーポンなどの特典チケットなども獲得できます。
以下のリンクよりぜひお友だち追加をお願いいたします。

LINE公式アカウント

>「漢方」をもっとよく知ろう!

「漢方」をもっとよく知ろう!

2000年以上前の古代中国で生まれた中医学。 それが日本に伝わり、
独自の発展を遂げた日本漢方、韓国においては韓方。
それぞれの国で伝統医学が存在しています。 歴史が長い分、
多くの理論や考え方が派生しています。

CTR IMG