みなさん。こんにちは。食育アドバイザーで、プラントベース子育てをしている、櫻井麻友です。
今回は、お子様の苦手な、あの苦い食材をつかったレシピを紹介します。夏にはとってもおすすめです。
苦みが決め手
夏になると、暑さのあまり『食欲がなくなる』という方多いのではないでしょうか。
お子様も強い日差しの中、1日中外で遊んで、しっかり栄養が摂れないと不安ですよね。
夏は、何かと体力を消耗しやすく、免疫力が低下しやすく、身体の不調も出やすいものです。
そこで、そんな夏の食欲不振におすすめの食材は、『ゴーヤ』です。
ゴーヤというと、とても苦く大人でも苦手な人がいますね。まして子供のメニューには、出てこない食材かもしれません。
ですが、ゴーヤはとても夏にぴったりの食材なのです。ゴーヤが有名な沖縄を想像すると、分かるかもしれませんね。
五性 寒
帰経 心・脾・肺
ゴーヤは、薬膳で水の巡りを良くする食材です。夏のほてりや夏バテの症状におすすめで、肌も調子も整えてくれるのです。
ゴーヤの栄養
そんなゴーヤは栄養素もたっぷりです。
◯ チャランチン(苦味成分)
◯ビタミンC
◯葉酸
◯カリウム
◯食物繊維
◯鉄分など
まず、ゴーヤと言えば、『苦み』ですよね。
ゴーヤの苦み成分は、モモルデシンやチャランチンなどがあります。これらの成分は、胃の粘膜を保護する作用があり、食欲を増進する効果があるのです。ですので、夏の食欲不振や夏バテの症状に、とても効果的ですね。
また、食物繊維の一種ですので、腸内環境を整える効果や、抗酸化作用もあるので免疫アップにもいいですね。
さらに、この苦み成分には、血糖値やコレステロール値を下げる作用もあると言われており、ダイエット中のママやパパにもとってもおすすめですよ。
そして、ゴーヤには、ビタミンⅭもとても豊富に含まれています。トマトの5倍とも言われているそうですよ。
ビタミンⅭは、皆さんご存じのように、抗酸化作用があるため、疲労回復や免疫アップ、お肌にもとてもいい成分ですね。夏には欠かせない成分の一つです。
ゴーヤの種やわた
ゴーヤの種やわた、食べたことありますか?
ほとんどの人が、苦いから、食べれないからと言って、捨てている部分だと思います。
しかし、実はみなさんが捨てている『種やわた』には、とっても豊富な栄養が含まれているのです。
意外にも美味しい種やわた、捨ててしまうなんて、もったいないですよ。
なんと、ゴーヤの種やわたのビタミンⅭは、実に比べて、種では2倍、わたでは3倍にもなるのです。
実の部分ですらとても豊富なのに、さらに2倍、3倍になるなんて凄いと思いませんか?
また、ミネラルもとても豊富ですので、もちろん夏の季節には、食べなきゃ損ですね。
黄色いゴーヤサラダ
『黄色いゴーヤ』見たことありますか?
実は、ゴーヤは完熟すると黄色に変化するのです。ピーマンやゴーヤなどの野菜は、完熟する前に収穫するやさいなのですよ。
今回は完熟した『黄色いゴーヤ』を使ったレシピを紹介します。
そんな完熟した『黄色いゴーヤ』、実は食べられるのです!そして、デザートのように甘くなり、味もとても美味しく、お子様でも好んで食べられるほどです。そして、熟したゴーヤも栄養がたっぷりなのですよ。
ですので、今回はシンプルに味が分かるように、サラダ風に和えるだけの簡単レシピにしました。
また、完熟したゴーヤの種は真っ赤になります。ゼリーのようになった赤い種の周りを、そのまま食べることが出来ます。(真ん中に種があります)
その種には、共役リノール酸という栄養素が含まれています。共役リノール酸には、体脂肪を減らす効果があるそうで、ダイエットにもとてもおすすなのです。
レシピ
材料
※完熟ゴーヤは、常温で売っているゴーヤをそのまま置いておくだけで、3.4日で簡単に出来ますよ!
☆調味料
醤油 大さじ1
お酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
アガベシロップ 大さじ1
作り方
1.完熟したゴーヤは、種を取り適当な大きさに切る。
2.調味料を全て混ぜ合わせる。
3.ゴーヤと調味料を合わせて完成!
今回はとてもシンプルに、簡単ドレッシングを和えるだけのレシピにしました。時短で簡単に、美味しくしっかりと栄養が摂れますよ。是非お試しください!