鍼灸師直伝!梅雨におすすめのツボ

ジメ〜っとした梅雨対策ケア
おすすめのツボはここ!

 

鍼と灸と漢方 白月 代表鍼灸師、バストサロンAin代表の山口藍子です。
梅雨の時期がきましたね☔️
美容健康の対策方法を取り入れて乗り切りましょう❗️

多湿な日本で起こりやすい不調

毎年やってくる5月、6月のジメジメとした梅雨の時に体調を崩しやすい方いらっしゃいませんか?
寝込むほどではないけど怠い、不調でやる気が出ないなど、男女問わず梅雨の時期のお悩みは皆さんよく似ています。

・身体や手足が重だるい、浮腫みやすい

・頭痛がひどい

・胃のムカムカ感や食欲低下

・便に粘り気が出る、軟便傾向

・ニキビができやすい(発疹ができやすい)

・めまいが起こりやすい

・痰がよく絡む

このような症状がある場合は梅雨という環境要因に影響を受けてしまっている可能性があるのでしっかりケアしましょう❗️
症状がない場合でも季節に合わせて対策するに越したことはありません✨

なぜ、梅雨に不調が出やすいの?

理由として大きく2つあります。

理由1「湿邪」 外因によるもの

そもそも日本は海に囲まれており地形的に湿度が高い国です。梅雨になると長雨によって更に湿度が高くなります☔️湿邪は水分を多く含むため、体内に入り込むと水はけが悪くなり上記のような症状が出てきます。

理由2「脾(胃)の働き低下」 内因によるもの

東洋医学では「脾は乾燥を好み、湿を嫌う」と言われています。
多湿の影響を受けて暮らしているので、日本人は胃腸が強くない人種です。更に、湿を流せない体質の方は湿度の高い梅雨に入ると脾がどんどん弱って上記のような症状が出てきます。

【余談ですが…】

これらの理由から、脾胃に負担が少ないよう消化しやすい優しい淡味の和食が根付いたんだと思います𓂅𓎩ソウルフードって人種の体質に合わせて栄養バランスが良くできています✨

【これも余談ですが…】

1日2〜3リットルの水を飲む美容法をやっている方がいますが、多湿な胃腸の弱い日本人が積極的にするとかえって悪くなってしまうことが多いので注意ですよーー🚨🚨

脾の働きってなに?

食べた飲食物を消化吸収し気血(エネルギー)に変える作用気血・水分を全身に巡らせる作用 があります。
これらの働きにとって、冷え湿は大敵!冷えや湿によって邪魔をされると脾の機能が落ちるため、エネルギー不足&体内の水分代謝が悪くなります。

梅雨の時期に注意してほしい行動

まず、やって欲しくないことを先にお伝えします。

浮腫んでいるから水分を沢山取らなきゃとお水をガブガブ飲む方が多いのですが、このような場合はNGです🙅‍♀️
水はけが悪い上にさらに過剰な水分を摂取すると悪化します💦

そして、冷やしてしまうこと

生もの、油物や味の濃い食事を取ること

・お水をガブガブ飲む
・冷やす
・生もの、油物や味の濃い食事を取る

これらは意識的に避けてください。梅雨の時期に限らず胃腸の調子が悪い時も同様です!

梅雨に打ち勝つための養生方法とツボ押し

冷えに備える

冷え対策のために、足首はしっかり温めること。ふくらはぎも温めてマッサージできるとなお良いです(^^)

暑くなってきたので足首を出したい気持ちも分かりますが、お家やデスクワーク中は靴下やレッグウォーマーなどでしっかり覆いましょう★

あと、首と肩が冷えている場合は首と肩も温めましょう!脾が弱っているときは肩こりが酷くなる方が多いのです。)

湧泉(ゆうせん)

【位置】 
足裏を3等分にした上⅓に当たる部分。
足を曲げた時に最もくぼむところ
人差し指と中指の間(幅の中間)

足の指全体

【位置】 
足の指の表も裏も全部

湿を追い出す

湿を押し出すために、紫蘇やミントティー、そら豆や枝豆を取り入れて湿を散らしましょう!

豊隆(ほうりゅう)

【位置】 
膝のお皿とくるぶしの真ん中。
骨から指2本分ほど外側 

内関(ないかん)

【位置】 
手首の内側(手のひらの方)で真ん中のライン。
手首から指3本分ほど上(肘の方に向かうのが上です) 

脾を補う

脾を強くするために、16時間断食もお勧めです。寝る時間含めて逆算し16時間は食べないですが、朝と昼は食べてokです🍚
例えば24時〜7時まで寝るとして15時以降は食べないといった方法です。毎日でなくとも週に2、3回しんどくない程度にやってみてください。

解谿(かいけい)

【位置】 
足首の折れ目となる部分の真ん中。
内くるぶしと外くるぶしを結んだ線のちょうど中間あたり) 

足三里(あしさんり)

【位置】 
膝のお皿の指4本分下
骨の外側 

ツボは人によって場所が微妙にズレているので、下に向けて押したり、内側に向けて押したり、外側に向けて押したり、気持ちいいと感じる方向で押してください✨

ツボ押しの道具を使っても良いのですが、なるべく手でやっていただくと硬さや温度感の変化もわかるのでお勧めです🥰

脾胃と下肢の関係性は深いので、目安として脚が硬くなっていないか、冷えていないかチェックしてみてくださいね!

硬さや冷えを感じたら、梅雨の影響で不調になる前にしっかりケアをして予防・対策しておきましょう🌟

この記事を書いた人

山口藍子

鍼と灸と漢方〜白月〜代表鍼灸師、ボタニカルサロンAin代表
鍼師、灸師、エステティシャン
美容専門学校を卒業後エステティシャンとしてエリアマネージャーを経験の上、2015年に独立しボタニカルサロンAinを創業。バストやホルモンバランスを中心に内外美容の大切さをお伝えしています。婦人科系に問わず、身体全体の美容健康に寄り添うため2021年からkampo lab(鍼と灸と漢方 白月)代表鍼灸師として活動しています。点で診るのではなく全体を診て感じとる治療を心がけています。病名・原因不明の両耳難聴の障がい有り。

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同社が運営するFOOD LABは築地にあり、1階が無添加食品のセレクトショップ、2階は薬膳鍋(飲食店)と、食を健康的に楽しめるような店舗です。

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