コンソメいらずの魔法の調味料「たまねぎ麹」を作ってみよう!

コンソメいらずの魔法の調味料「たまねぎ麹」を作ってみよう!
 
こんにちは。薬剤師・醸しにすと・食育インストラクターの小河由実です。
皆さん、「たまねぎ麹」って聞いたことがありますか?その名の通り、たまねぎを麹と共に発酵させたものですが万能調味料です。
今回はたまねぎ麹の作り方をご紹介します。

たまねぎについて

たまねぎの栄養素と効能

 

 たまねぎの成分で最も多いのは糖質です。その他、硫化アリルビタミンB1,2ビタミンCカルシウムカリウムが含まれています。たまねぎを切る時に出る涙の原因である硫化アリルはビタミンB1の吸収を助けて新陳代謝を促します。その為疲労回復が期待できます。硫化アリルの一種であるアリシンは血液中の悪玉コレステロールの増加を抑え、ピラジンは血液をサラサラにします。
 たまねぎの皮には脂肪吸収を抑制するポリフェノールの一種が豊富に含まれており、動脈硬化予防が期待できます。たまねぎの皮は剥いたら他の野菜くずと一緒に煮だすとお出汁としても使えます。

糖質
硫化アリル
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンC
カルシウム
カリウム

たまねぎの旬は?

 たまねぎには「秋まき型」と「春まき型」があります。スーパーで新玉ねぎが出始めましたが、それらは「秋まき型」です。主に本州で行われている栽培法で8月下旬~9月下旬に種をまいて翌年の4月~6月に収穫します。「春まき型」は主に北海道で行われる栽培法で、3月~4月頃に種をまいて9月頃に収穫され、貯蔵されたものが翌年の4月頃までに出荷されます。

たまねぎ麹を作ってみよう!

材料

玉ねぎ 300g
米麹(生) 100g
塩 35g

作り方

  1. 麹をボールに入れて手でほぐし、塊を無くします。
  2. 麹を入れたボールに塩を入れてよく混ぜ合わせます。
  3. 玉ねぎをフードプロセッサーやおろし金を用いてすりおろします。おろしたものを麹と塩を混ぜたボールに入れます。
  4. ヘラなどでよく混ぜ合わせます。
  5. 混ざったら煮沸消毒したタッパーや瓶に移します。蓋は閉めずに乗せて夏場は約4-5日、冬場は1週間常温で発酵させます。1日1回スプーンで底からかき混ぜることを忘れないでください。発酵が進むとだんだんピンク色になります。出来上がりは麹のつぶつぶがあります。私はお料理に使いやすいように、出来上がりをハンドブレンダーを使って潰してペースト状にしています。

ポイント

使うお塩は粗塩のいいものを使うとより旨味が出て美味しくなります。

作り方はとっても簡単です。毎日のちょっとしたお世話を続けることで完成します。
出来上がったたまねぎ麹はとても旨味が凝縮された味で、スープを作る時はコンソメがいらない程の味わい深さを出してくれます。
使い方はスープはもちろん、ハンバーグや餃子、炒め物にもとても合います。これ1つで野菜炒めも普段のものより格段美味しくなります。
是非試してみてください!

 

この記事を書いた人

小河由実

薬剤師・醸しにすと・食育インストラクター
塩麹や甘酒など発酵食品を自作して日々の料理に積極的に取り入れつつ、発酵食品をより身近に感じてもらえるように、簡単に発酵食品を取り入れられるようなレシピを研究中。 2021年に出産し、子育てをしながら離乳食や食育への発酵食品の取り入れ方も勉強中。

食良品店FOOD LAB

漢方メディアは株式会社kampo labが運営する、薬剤師や専門家による最新のセルフケア・漢方・薬膳情報サイトです。

同社が運営するFOOD LABは築地にあり、1階が無添加食品のセレクトショップ、2階は薬膳鍋(飲食店)と、食を健康的に楽しめるような店舗です。

漢方メディアでもご紹介する薬膳食材、オーガニック食品のほか、ヴィーガン、グルテンフリーなど多様化する食のスタイルに対応した、セルフケアに最適な商品などを多数取り扱っております。

築地までのご来店が難しい方にはオンラインショップもございますので、漢方メディアでの日々の体のケアと合わせてぜひご利用ください。

お得な情報やクーポン配布中!

LINE公式アカウントでは、漢方や薬膳、健康生活に関する情報のほか、食良品店FOOD LABで利用できるクーポンなどの特典チケットなども獲得できます。
以下のリンクよりぜひお友だち追加をお願いいたします。

LINE公式アカウント

>「漢方」をもっとよく知ろう!

「漢方」をもっとよく知ろう!

2000年以上前の古代中国で生まれた中医学。 それが日本に伝わり、
独自の発展を遂げた日本漢方、韓国においては韓方。
それぞれの国で伝統医学が存在しています。 歴史が長い分、
多くの理論や考え方が派生しています。

CTR IMG