春のくすみ肌に足湯のススメ

肌養生〜春のくすみ肌に足湯のススメ〜

皆様、はじめまして。この度「漢方media」でコラムを担当することになりました、サロン結香の矢澤ともみです。まずは、自己紹介をさせていただきます。普段は、女性の健康や美容をサポートする、セラピストの仕事をしています。こちらのコラムでは、実際にサロンのお客様を通して、ご相談いただくお悩みや養生法などをご紹介していきます。皆様にとって、日頃の健康美容習慣に、お役立てくだされば幸いです。それでは、これからどうぞよろしくお願い致します。

季節柄の疲れについて、ご存じですか?

私達が住んでいる日本には「四季」があります。
例えば、万物が芽吹く「春」
芽吹いたことが成長する「夏」
成長したことを収穫する「秋」
次の季節にむけて栄養を貯蔵する「冬」 
このように、自然のリズムに合わせて、私達、人間のカラダやこころも常に変化をし、影響をうけています。
この影響が時には「疲れ」として、肌やカラダに現れてくるのが「季節柄の疲れ」と呼ばれます。

 

春の季節とは?

春は発陳(はっちん)芽吹きの季節。暦の上では、立春(2月4日位)~穀雨(5月4日位)までの3カ月を「春」といいます。この時期は、寒かった冬から、徐々に春らしい暖かさが増えてきます。寒暖差がつづく三寒四温や、春一番と呼ばれる空にむかって舞い上がるような風も吹きますよね。この影響で春にご相談が増えてくるのは「バランスの乱れ」に関係したお悩みです。

・気持ちのバランス(イライラ・やる気の低下)
・月経のリズムのバランス
・肌のバランス
・カラダのバランス(上半身のこり・下半身の冷え)
・睡眠リズムのバランス

 

春に気になる肌の悩み

春先は、紫外線量も増えはじめ、空気はまだ乾燥している状況です。急に目尻や、眉間のシワが気になってきた方や、肌を触るとごわついた肌の硬さが気になる方。そして、いつもより「肌のくすみ」を気にされる方が多くいらっしゃいます。ひとえに「肌のくすみ」といっても、原因は、ひとそれぞれ

 

くすみに着目した肌養生習慣

今回は、春の肌トラブル「くすみ肌」についての養生法をご紹介します。サロンで、オススメしているのは肌のケアではなく「足湯」

足湯は伝統的な養生法。日本でも温泉地で体験ができたり、最近では足湯カフェが増えてきたようですね。実は、私も「足湯」に肌の不調を救われた一人です。冬から春にかけては、足先がぶるっと寒くて睡眠不足になることが多かったんです。カラダの疲労回復もそうですが、健やかな肌を育むことにも「睡眠の質」が関係しています。

 

足湯体験談

1日の中での時間を使い「足湯」をはじめました。足のくるぶしより、少し水量が入るバケツを準備して、気持ちがいいな・・と感じる温度や時間を工夫し、まずは1週間続けました。すると、朝までぐっすりと寝れるようになり、気がついたら足の指先も温かさが出てきたんです。それから、1カ月後・・どんよりと、くすんでいた肌の艶が蘇ってきました! 
女性としては本当に嬉しい出来事を経験できたのが足湯でした。

足には、全身に繋がる反射区と呼ばれるものや、ツボも集まっています。
肌のくすみは、肌表面のトラブルだけでなく、季節やカラダの状態も関係しています。春は、花冷えという言葉があるように、まだまだ寒い日もありますよね。そんな時期だからこそ、足湯を活用して足から整える「肌養生」を習慣にとりいれてみませんか?

 

最後に・・

普段使っている足湯剤をご紹介します。踵のガサガサが気になる時は「お酢」

カラダが芯から冷える時は「よもぎの茶葉」(乾燥タイプを使っています)

頭の疲れをとりたい時は「ローズマリー(アロマ)+塩」
※アロマを使用する際は、肌への刺激が少ないよう乳化剤(塩)と併せてご使用ください。
※血圧が高い時は、ローズマリーは控えてください。

足湯は、シンプルにお湯のみでも大丈夫です。慣れてきたら、その日の気分にあわせて足湯剤を選ぶことも、気持ちのリフレッシュに繋がり楽しいものですよ。
ただ、疲れすぎている時は、足湯の温度も低く短い時間から試してみてくださいね。何事も、頑張りすぎないように、ほどほどのバランスが大切ですから。

いかがでしたでしょうか?春を健やかに過ごせるよう、皆様の「健康美容習慣」にお役立てくだされば幸いです。それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

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この記事を書いた人

矢澤ともみ

サロン結香
英国ITEC国際ライセンス リンパドレナージュセラピスト 日本漢方養生学会 漢方養生指導士漢方茶マスター/薬膳マスター 一般社団法人全日本混化気功協会 気養生アドバイザー
東京出身。医療の仕事に携わる中、健康の大切さや尊さを学びセラピストに転職。 「生き生きとした表情の女性を増やすこと」をコンセプトに掲げ、女性の健康と美容を「リンパドレナージュ」と「養生」でサポートする「サロン結香」をオープン。「養生」をライフワークに広める講師としても活動中。

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