冷たいものだけじゃない!マクロビで考える身体を冷やす意外なもの

冷たいものだけじゃない!
マクロビで考える身体を冷やす意外なもの

普段、冷たいものを食べたり、飲んだりしていないのに、冷え性なんです。
という方、もしかしたら、気付かぬうちに『冷える食材』摂っているかもしれません。
身体が冷えているという女性はとても多く、認識していない『かくれ冷え症』の人もいるほどです。

『冷え』は病気の大敵で、万病の元とも言われているほどです。
身体が冷えていると、何も始まらないのです。
他の部分を改善しようとしても、カチコチに固まっているところを、改善してあげないと、整えることも出来ませんね。
ですので、まずは冷えの改善から、はじめましょう。

マクロビオティックで考える冷やす食材

マクロビオテックや、東洋医学には、食材に『陰性・陽性・中庸』というものがあります。
陰性は冷やす食材、陽性は温める食材、中庸は陰陽のバランスよい食材
なるべく、中庸の食材を摂るといいとされています。
陽性の食材は、温めると書きましたが、摂りすぎると身体が陽性になり、不調を招くので要注意です。
そこで、今回はみなさんが意外に知らない『冷える食材』を紹介します。

身体を冷やす意外なもの

辛いもの

『辛いものは身体が温まる』と思いがちな方は要注意です。
みなさん、辛い食べ物を食べる国を、想像してみてください。
そうです。唐辛子が入ったスパイシーな料理と言えば『インド』や『タイ』など。
暑い国の人は、唐辛子などの辛いものを食べて、汗をかいて発汗することで、身体を冷やすのです。

唐辛子は陰性の食材です。確かに、唐辛子のカプサイシンという成分で、一時的に身体が熱くなり、汗をかくほどに温まりますが、それはすぐに冷えて、逆に『冷やす』効果になるのです。

大豆

『健康に良さそう』な大豆、冷える方は要注意です。
お豆腐や煮豆、納豆、油揚げ、厚揚げ、大豆製品はたくさんありますね。大豆はとっても陰性の食材で、『豆腐湿布』という昔ながらの、熱を冷ます方法があるほどです。
夏に冷奴を食べる際、たっぷり薬味を乗せて食べる理由も分かりますね。

ですが、加工方法によって、お味噌は身体を冷やしませんし、油揚げや厚揚げも、加工することにより、お豆腐よりは陽性に傾きます。納豆を毎日食べている方や、お豆腐を頻繁に食べている方は、とくに注意が必要です。

プラントベースを日常にしている方ですと、やはり大豆製品がメインになることが多いと思います。私自身も、ついお豆腐をメインにしがちですが、冷える時はなるべく少なめにしています。

季節外れの野菜

一年中どんな野菜も手に入る世の中、手軽に使える『トマトやきゅうり』は要注意です。今の子供は、季節の野菜が分からない子が多いのではないでしょうか。スーパーに行けば、どんな野菜も手に入りますよね。

に取れるもの、に取れるもの、その季節に取れるものには、その季節に育つ理由があるのです。そして、人の身体も、自然と一緒に育っているので、その季節のものを食べることが、1番身体にいいのです。
実際にも、夏に取れるトマトやきゅうり、なすなどは、とても身体を冷やす作用があります。「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざもあるほどです。

手軽に作れるサラダなどは、とても身体を冷やしますので気をつけましょう。
冬のサラダは、大根や蕪や白菜などの、蒸し野菜をおすすめします。

果物

『甘くて美味しい果物』は要注意です。
子供も大好きで、手軽に食べられるバナナ、甘くて美味しい果物はたくさんありますね。
特に、南国から来た果物は、身体を冷やす為の物です。
また、昔から、「果物の木を庭に植えると病気になる」、との言い伝えもあるほどです。

実際に、ほとんどの果物は陰性で、毎日朝食に食べている方や、朝のスムージーなども冷える原因です。たまに日本でとれる、りんごやみかんなどを少し頂く程度が、よいかと思います。
4歳の娘は、食卓に果物を出しても、りんご、みかん以外はあまり食べません。やはり本来の子供は、身体が分かっているのだなと感心します。

白砂糖

お菓子、菓子パン、『美味しい誘惑』には要注意です。スーパーなどで売っている加工品には、ほとんどと言っていいほど、『白砂糖』がたくさん含まれているのです。

白砂糖は陰性の食材ですので、とても身体が冷えます考えてみると、やはり砂糖の原料の『さとうきび』も、暖かい地域で育っているものですね。

白砂糖は、他にも色々な問題はありますが、家で砂糖を使用する場合は、白砂糖ではなく、玄米水あめアガベシロップメープルシロップをおすすめします。私が甘味料を使う場合は、アガベシロップ・メープルシロップ・みりんを使い分けています。

乳製品

『牛乳やヨーグルト』毎日の習慣にしている方は要注意です。朝ごはんは、ヨーグルトにフルーツという方や、子供やお年寄りにはカルシウムで牛乳という方、多いのではないでしょうか。

乳製品は陰性の食材ですので、毎日積み重ねていると、身体が冷え切ってしまいますので、気をつけましょう。

コーヒー、緑茶

『暖かいコーヒーに暖かい緑茶って温まる』と思っている方は要注意です。

寒い日に飲むコーヒーは、とてもいいですよね。ですが、コーヒーや緑茶は陰性の飲み物ですので、飲み過ぎると身体が冷えてしまいます。
特にカフェオレなどの、コーヒー・牛乳・砂糖が3つ揃った冷えの飲み物には、注意が必要ですね。

緑茶も健康にいいことはたくさんありますが、身体が冷えている時は、ほうじ茶や玄米茶、紅茶などをおすすめします。特に私自身は、黒炒り玄米茶がおすすめで、うちでは季節問わず、娘も含め家族で毎日のように飲んでいます。濃く煮出すと、コーヒーのような苦味も出ます。玄米コーヒーとして売り出している物もあり、コーヒーの代わりにもなります。

皆さんは、いかがでしたでしょうか?
知らぬ間に『冷える食材』摂っていませんでしたか?今年からは是非『陰性』の食材に気をつけて、冷え知らずな身体を目指しましょう!

この記事を書いた人

櫻井麻友

元漢方アドバイザーのプラントベースの子育て
登録販売士、食育アドバイザー、マクロビオテックセラピスト
~ママに子供に環境に優しい生活を~
便利な世の中で、たくさんの情報がある中、本当に大切なことを伝え、『食』によって人がどれだけ変わるのか、世の中がどれだけ変わるのかということを、伝えていきたいと思っております。
そして、『健康』は人にとって生涯のテーマであると思うので、たくさんの知識や楽しさを伝えていけたら嬉しいです。
また、全てが結果的に、幸せな気持ちになる為、ではないかと考えております。
そんな『幸』という気持ちを提供できる人になりたいと思っております。

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